情熱も執念も愛にはあらず ただ欲による擦過傷の如く熱 親愛からが門出 それこそが共に歩く 頂までの杖 情熱も執念も愛にはあらず ただ空を見上げる焦燥の如く熱 それはただの鍵 門出を過ぎればただ重荷となる鉄
「脳髄液を頂戴」 「頭蓋の中身を頂戴」 「愛情が溢れるの」 下着姿の君が耳元で囁く声 耳鳴りが止まない官能の夜 溢れる唾液と切実に求める唇 吐息と糸ノコギリを引く音 咀嚼して喉がなる音 全裸の君が脳に直接送り込む音 痙攣の止まない官能の夜
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