2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

偶には、ね

死ぬ間際の愛する君に 僕の居場所は何時も君の隣だよ と微笑むことは 君を喜ばせるのか 悲しませるのか 僕には それが分からず 浅い息で眠る君の頭を撫で カーテンを閉め 無表情で 出て行った

人間は 絶望している

群集恐怖症

僕等は何時だって眼を閉じることができる 耳を塞いで蹲ることができる だけど それでも見え聞える恐ろしい人々の映像と音が 直接アレに刺さってくるのさ さぁ眠れ それでも僕等は夢を見るけど 見たくも無い人間が出演するショウを見よう それでも現物よりは…

Dear my stupid one.

全てを作り上げた偉人たちはそう どいつも同じだったさ 鼻だって口だって 君と同じ 指の数だって大抵は一緒さ そう言われて安堵しなかったのが そいつらと君の違いってだけで 全てをぶち壊した狂人たちはそう どいつも似たもん同士さ 本気で世界を変えるって…

erase for selfish.

さぁみんな 侮辱と拳を浴びせよう 心を踏み躙ろう 傷けることをしよう 泣いてる奴を見て笑おう 立ち向かう奴を見て笑おう トドメを差してさぁ 笑おう 奪い合おう もう僕には何も残ってないけれど 心も 身体も 魂すらも さぁ持てるものは持ってけよ まだ奪え…

蟻が

「僕の心の中の中の中の中の中の中の中の中に小さな小さな虫の巣があって」 「僕の体の外の外の外の外の外の外の外の外に向かって掘り進んでいるんだ」 「僕が痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いって言っても聞いてくれない」 「僕のヤメテヤメテヤメテヤ…

滅びの赤

滅びの赤がいらしまして 滅びの赤がいらしまして 私の陰でケラケラケラリ 誰の仕業と尋ねますれば 誰の仕業と尋ねますれば 汝の因果よケラケラリ滅びの赤がいらしまして 滅びの赤がいらしまして 私を見詰ゲラゲラゲララ 何の仕草と尋ねますれば 何の仕草と尋…

死ぬべき「人であった」誰かへ

きっと貴方は気付かないのでしょうね 世界がこんなにも汚い事を ソレにも増して自分が 既に汚れきってしまっている事を 自分の手で抱く 愛する人を 慈しむ子を オマエはオマエ自身で許す事が出来ますか 誰か助けて下さい そう嘆くオマエには誰が許せますか?…

奥底の歪

螺旋状に ペースト状に 腐敗して ギタギタにして 落胆 殺害 させ 死 続けた オマエを オマエを 心で 全てで 殺して 嗤って 喪に また 服す 殺す

喰らい羊

全てを 諦観 知った 嘆息 羊は 嗚咽 目を 落涙 閉じ 絶望 息を 発作 荒く 狂気 牙を 殺意 鳴らし 狂気 狼に 殺意 成る 咆哮

the wanton secret.(仮)

底無しに愚かで汚い奴等 底抜けに馬鹿なクズども 俺が貴様等の喉を潤すワインなら きっとその定めを 呪うだろう 俺が貴様等の腹を抉るナイフなら きっとその瞬間を 祈るだろう 俺が貴様等の穢れを罰する神ならば きっと躊躇いはしないだろう ”貴様みたいな者…

小説の断片だけ読んでもパッと情景が浮かんでくる人はこっそりどうぞ

風が吹き、草が、ざわと鳴った。その後、その音は更に余韻を残して、僕の心をくすぐった。 「やぁ、今晩和」と声を掛けてきたクリスも、今は僕と同じくしてペタと地面に尻をつけ、音に耳を傾けていた。 また、風がざわとした。今度はさっきよりも大きく、心…

ナンシー ジュディ ベス アン マリー

僕の見る君の形は 人形だらけの生きた園 色んな娘が踊っているね ナンシー ジュディ ベス アン マリー 輪っかになって踊っているね 足を踏まれて泣いている娘や 輪っかの外で不貞腐れる娘 恋人のキスに夢中なあの娘や 華麗に踊って輝くこの娘 色んな娘が踊っ…

えへへーえへへええ。

誰も触ってくれないから 誰も触ってくれないから自分の肌を掻き毟ったわ 誰も触ってくれないからわたしが存在していることに自信が無くって誰も触ってくれないから 誰も触ってくれないから自分の身体を切り売りしたわ 誰も触ってくれないから誰に触らせよう…

僕の血液が 管から 孵化して 滲んで 消えた