誰をも許す夕陽はまだ

怖くて目を塞いだあの日に 見えた夕日を覚えていますか
光り輝いてて それでいてもう自分は何も出来ないんじゃないか
そんな絶望 そんな憧れ
君と二人で見た夕日 何時からこんなに汚れて見えた
橙色の溢れる夕日 何時から死んで沈んで見えた
僕の手に溢れた光 何時から黙って死ぬのを見てた


若さと言い訳できたあの日に 見えた夕日を覚えてますか
僕等には眩し過ぎて 手で覆っても光はまだ 僕等の目に届いていたね
そんな感動 そんな諦め
君と二人で見た夕日 何時から目を背け続けた
橙色に責める夕陽に 僕等は何時まで 逃げているのか
僕の手には溢れた夕陽 君とならまだ 終わらなかった


君を諦めた僕でもまだ 夕陽を見ても許されますか
校舎の窓で見えた夕陽は 僕をまだ許しますか