重商主義な君たちへ

人の目に晒されないとダメですか?
御金にならないと価値はないですか?
重商主義に磨り減らされてそれでもまだ笑顔ですか?
御客様の望むイタイ言葉や核心や愛は何を産むというのですか?
胸の中にあるコレが溢れ出る瞬間を貴方は感じたことがないのですか?
それを金に換えてその結果で一喜一憂することは魂の計り売りと何が違うというのですか?
子供の頃に感じた理不尽な痛痒も思春期の激痛も大人が感じる焦燥も壮年が感じる衰退も全てマイルドにワイドショウ化して売り払い御口に合うように仕立て直すそれがオマエのいうところの技術であり芸術であり才能なのですか?
それが人の目に晒されて対価に変化していく瞬間から始まった胸の中にあるアレの枯渇であり望むことならば魂全てを削ってでも金金金で生きていきたいという欲望の潜在であるということに何時まで気付かず意気揚々とそこで謳っているのですか?