マインドヘルス。

アルコール漬けの詩人は預言者 誰も彼もに不吉を喚く
ウィスキーの酒瓶片手に 終末と愛と己の不幸を叫ぶ


どうしょうもなくなった空を見上げて 舞う雪に何を思う



五月蝿いね 喚くだけ でも 心に刺さったその棘は 一体誰が抜けるんだ?



アルコール漬けの詩人は預言者 誰も彼もに幸せを説く
ミネラルウォーターの瓶を片手に 諦めと解放と相対で諌める


世間様に分かる言葉で作られた詩で 見上げた空は何思う


心地よいね 共感さ でも 読み終えた後に覚えてる言葉 一体幾つ 残ってる?


アルコール漬けの詩人は預言者 袋小路で独り呟く
空の瓶を右手に持って 左手には拳銃で終末と己の不幸を叫ぶ


五月蝿いよ 手で払い 棘を思い出し 銃で撃つ