リハビリ5

世の中は過剰と不足だらけさ
何ひとつ調和の取れない人間の群れ
意識的な不調和と不協和のオーケストラは
滑稽で始まり狂気で終わる
ただ唯一の調和を目指す交響曲


人生は中毒と拒絶反応の連続さ
何ひとつまともに摂取できない人間の群れ
意志のない摂食でただの消化機構と成り果てて
人格もなくなり吐き戻し垂れ流す
本来はただそれだけで成り立っていた世界に未だ気付けない人間の群れ


結果的に無意識に吐き戻し垂れ流す狂気で終わる最終楽章とその連続