書いてみたらムック風味だった

泣きすぎた 死にすぎた 私は消える
己を悔やみ 己を殺しすぎた 私は何時か消えるだろう


誰もおまえを責めはしない 慰めもしない代償に
誰もおまえを消しはしない 見詰もしない代償に


その囁きの連続が 私を泣かせ殺し続けた
私は何時か消えるだろう 無関心という最大の饒舌に焼かれ
私は何時か消えるだろう 無味無臭で非常に強い毒に溶けて


大事に手で包み守ってきた心の蝶は
それに縋りすぎた私の手によって押し潰された
それに気付かず震えながら 頑なに蝶に縋る私は
誰にも責められず見詰られない代償に 今その手を開かされる