循環する悪夢の先は罪の意識的な自覚

堕ち逝く先は眠りから目を覚ます君の瞳孔
バニラの香る君の吐息


おはようの僕の口付けは さようならの君の口付けへ
余韻は消えて ただの闇へ沈む


雲一つない澄み切った死と 枯れた薔薇の花園で腐る君
触れれば崩れる唇から 死体の吐息は熟れたバニラ
死体の血は黒く 薔薇も黒く 君の肌のみの純白が死の証拠


そして 堕ち逝く先は眠りから目を覚ます君の瞳孔
バニラの香る君の吐息


君の死体が目を覚ます夢に追い詰められて行く
余韻は消えて ただの闇と沈む