狒々と鍵穴

正義は
不快な「他人の本能からの防衛」を
統制する鍵穴


抉じ開けるのは 世論か 武力
穏便に済ませる程 貞淑な「アナ」ではなく
常に老獪な狒々どもが 一物を誇示して眺めている



札束による正義は
「理不尽」というアレルギーを回避するための媒体


権威による正義とは
国債の利回りで国力を判断するほどの愚かな偏見


貞淑な「アナ」ではなく
売女が市場を介して買われていく経過は正義に関与しない
結果が正義であれば 鍵穴を抉じ開ける狒々どもが統制する鍵穴