バースデイメッセージCDをもらった

皆さん明けましておめでとう御座います。
ここ半年くらい〜1年くらい日記は書いてなかったんですが、
あまりにも嬉しいことがあったので思わずキーを叩いている次第です。
大変ご無沙汰しておりました。


何が嬉しかったかと言いますと、大晦日に友人と毎年恒例となっている
チゲ鍋パーティやってた時のことなんですけど、そのときに表題にある
プレゼントをもらったんです。


企画制作してくれたのは桜璃っていう高校時代の友人なんですが、
合計17人(16人の人間と1人の天使)からのメッセージに入った自作CDで、
桜璃が一人で半月以上掛けてメッセージ集めに奮闘してくれていたとのことでした。


もらった直後では照れとか日頃の行いが祟ってどんなメッセージ
がくるのか怖かったってのもあって聞くのを躊躇っていたんですが、
酒も良い感じに回ってきて「それじゃ聞くか」ってことになったんです。


やっぱりそれぞれのメッセージに個性とか自分との距離感ってのがあって、
しっかりしているものもあれば緊張しているのが分かるようなものもあり
はっちゃけてるのもあってとても楽しく聞かせて頂きました。


もうね、こういうプレゼントってもらってみないと分からない暖かさが
あってこれはもうあんまりにも暖かいんで2009年は多分経済状況としては
逼迫どころか破綻に近いくらい壊滅的な傷跡を残すような年になるんだろう
し金融関連の仕事をしている以上シリアスな事態には絶対に遭遇するんだろう
けれども、そういう時の拠り所っていのは自分の能力とか企業体力とかじゃなくて
こういう精神的なものに頼っていれば生きて行けるんじゃないかって希望を見出す
くらいの感動を覚えた訳です。要約すると「来年はしんどいけどこのCDで頑張れるぞ」ってことです。



久々の日記で何言っているのか分からなくなってきたので最後にお礼を。
メッセージを残してくれた皆さんをはじめ、こんなに嬉しい企画を思いついた
桜璃に、本当に有難う御座いました。


各々に謝意を伝えると互いの関係に変な影響を及ぼすというか俺が個人的に
それぞれに対して距離感を再設定するんじゃないかってくらい照れちゃうんで
恐縮ながらもまとめて今回の日記にてお礼申し上げることとします。


今後ともご厚意頂ければと思います。

wireless

人の悪意が届かないところへ 2人で手を繋いで逃げよう
薄皮一枚で偽っている 人々の悪意の塊から 手を繋いで


きっと僕達のように 逃げ出した人たちが集まる場所がある
そこには 君の好きな真っ赤なポインセチアはないだろうけれど


此処で蹲って 雑踏と奇声に怯えて生きるよりは いくらかはましなはずさ
此処で蹲って 明日までの途方もない距離に 怯えて生きるよりは

Network

情報化は 人の悪意を加速させる
意識の集合体である市場は 打たれ叫び続ける


情報化で 人は疑心暗鬼で敏感になる




情報化社会とは 人の悪意に怯えた人の恐れ慄きが
一瞬で全世界に広がる1つの結末



FACELESSな人の意思は Networkを通じて 人だけで完結する地獄を作る

儀式は落ち葉か体液の上で

親愛のキスは秋の暖かい日差しの匂い
終えた後に見つめ合う僕らは 笑顔でいられる
落ち葉舞う街路樹の下 しっとりと濡れた落ち葉の上
親愛のキスは 「さよなら」と言った後の 暖かい心の封印


情欲のキスは背筋凍る 雹の降る空気の匂い
終えることのない僕らは 俯瞰しないように 当事者であり続けようと努力する
歪んだ顔に見える暗闇の天井の下 体液と摩擦で歪むベッドシーツの上
欲情のキスは 互いに鍵穴を必死で探り合う 背筋凍る身体の解放


どちらにせよ キスを終えた2人は 背を向け遠ざかるだけ

天秤

掛け替えの無い物を 目の前で天秤に掛けられるということは
思い出と神経を引き裂く非道


陰険で 打算的で 嗜虐的で 粗末な非道



天秤の皿に乗せられたものは 片方は己という心臓 片方は条件という羽
どちらに傾こうともそれは 神経と思考を引き裂く非道
必ず釣り合うことなく 俺は亡者に心を食い荒らされていく

窓のない治療院より

病床で麻痺していく 昏睡と薄明かりの日々
誰かが僕の顔を見ていることもあれば
誰も居ない蛍光灯だけが温もりの夜もある


目が覚める度に
繋がれているチューブを見る
舌が縺れ
視界がぼやける
頭の芯が痺れ
君に対する感情が希薄していく


僕は 君を忘れるのが怖いんじゃない
僕は 君が誰か分からなくなるのが怖いんだ


古い思い出を忘れてしまうことなんて構わない
新しい思い出になる出来事を 君と作り出せないことが怖いんだ


目が覚めて気付く
最近 現実のまどろみよりも
夢見た刹那の方が 記憶に鮮明であることに

45日ぶりですが相変わらずな日記です

僕が黙っているのは 語るべき事がないから
政治も
芸術も
戦争も
飢餓すらも
僕が語るべき事はなにもないし
僕が語ることで得られることは 何もないから


僕が黙っているのは 相応しい言葉が見当たらないから
土も
草も
猫も
腐った人の死体すらも
人が持つ 文化という虚妄に囚われない存在は
何と美しいのかと 表す言葉は何もないから



この世界で
人の為すことは 1つの言葉も費やす価値がないけれど
人の為すこと以外の全ては 千の言葉を用いても表現し尽くせない