十字架の思想

神様どうか 跪く 冷たい床は試練と逃避 解決策をドブに捨てた日
信仰は何よりも尊く そして 何も生まず 口当たりの良い爽やかさだけの「主の教え」
もっともっと自分の頭で考えてみれば 神を思い描いているのに精一杯の頭で
神様どうか 目を閉じる 目の前で朽ちる息子を前に 藁にも縋らず見捨てた日
信仰は何よりも素晴らしく そして 他の何もかもを認めない 疑心暗鬼の「主の教え」
せめてせめてその手でもう一度だけ頭を撫でてやれば その祈って塞がっている両手で

安っぽい「救済への道程」は人が諦めることに満足させる 砂糖がたっぷり塗してある足枷
神は「誰も祈ってくれなんて頼んだ覚えは無い」って叫んでる 神は誰も救えない
試練に耐えれば全てが解決する 例えば俺が命を絶てば 全ての罪は贖われる?
神は「誰も捧げてくれなんて頼んだ覚えは無い」って嘆いてる 神は誰も救わせない

神様どうか 笑い出す 時にはそれも必要だろう ジーザスクライスト! 必要だろう