原罪

咎人の歩んだ道は 断頭台に続いているよ
草も生えない荒野を独り 首を切られに歩くのさ
囲む群衆の 罵声を受けて
囲む群衆に 石を投げられ
囲む群衆に 「神よ」と祈られ
それでも健気に歩くのさ


咎人の歩んだ道は 開放の園に続いているよ
慈悲も祈りもないまま独り 罰を終わらせに歩くのさ
ズンタカズンタカ 口笛吹いて
ズンタカズンタカ スキップ踏んで
ズンタカズンタカ 「神」に向かって
そうして早く 終えるのさ


皆に死の罰願われて ズンタカズンタカ歩いていくよ
君の罪を知りすらしない 群れが一緒に歩いていくよ
君は健気にスキップ踏んで 「神」に向かって歩くのさ
自分の罪すら忘れた君は 「神」の名前も忘れて独り
ズンタカズンタカ歩くのさ 荒野を独り 歩くのさ