2007-01-01から1年間の記事一覧

灰色の雪が降って 暑すぎる夕暮れ 虫達の鳴き声すらない シンとした空き地 眼球から羽根が生えて 「 」欠落した天使が 視神経をぶちぶちと引き千切って 僕の眼窩から飛び立つ 虫達の鳴き声すらない シンとした夕暮れ

具体的な黒い森

どこまで進んでも黒い森 確実な死を暗示する漆黒 そこには 生きるモノは 何一つない 焼き尽された子供の柱 重油と海鳥の塔 黒死病の無差別な小山 ここには緑生い茂る樹木も さえずる鴬も 烏すらも 無い 生きるモノがことごとく許されなかった 黒い森 露骨な…

腐海のLIVE Verの歌詞を耳コピした人のものを転載

心から求めてるお前の 愛の行き先 粉々に潰れ 今にも愛が零れ落ちる 疑った目の前に 何を望み生きるの? 閉ざしている俺の 声 何時かまた気が晴れゆくまで 貴方に 会いたい 消えない星達 何時まで照らすの? 忘れた声だけ そこに涙隠してた 愛しています 心…

体温の無意味な空虚

誰かが俺の隣で震えている 異常に冷たい肌の誰かが 俺の手首を必死で掴んでいる 真っ暗で 息遣いすらも聞こえない 人で満ちた部屋 息も白くなるほど寒い 音も色もない 人と壁だけの部屋 誰かが俺の隣で泣いている 涙は凍り 俺に張り付き 俺の手首は固まり折…

最近の作品は我ながらアレ

詞を書けなくなった豚は 肉として食われるが定め 腐り土に埋もれる幸せはない 生きたままか 死を経験した後か 皮を剥がれてからか 内蔵のみ食い散らかされるかは分からぬ だが豚は 何時か死に 食われ 食われながらに死ぬ それは定め 訴えるものがなく 魂の根…

deadman’s cave

死人達の洞窟は笑う 大きな口を開け 放り込まれた死体を 美味そうに平らげる 死人達の洞窟は際限なく 無限の胃袋で 更なる死を求めている 屍の臭いを辺りに撒き散らして 死人達の洞窟は笑う 身体中に死を溜め込んで 放り込まれた死体の積み重ねで 次の死神と…

石膏

愛していた君の死は 現実で固められた石膏 自分の生は絶対的に君へ届かなくなり 妥協として足許から夢に変わる 愛していた死体の骨は 現実で固められた石膏 自分の夢は相対的に比重が重く 両目から溶け落ちて溜まり澱む 二人の夢は 火にまみれた君と空に消え…

束縛癖と束縛症

僕の眼球だけでも 扉の中に入れて下さい 片方だけでも構いませんので 君に踏み潰されても 口の中で噛み砕かれても 涙とそれを濃くした白濁の実を 僕の一部だったそれを 口に入れて噛み砕いてくれるのならいっそ 私の眼球だけでも チェーンの隙間から出してや…

数ヶ月振り位に詩以外の日記なのに3行

今日は異常にパワー磨耗気味なので一言だけ。 今更だがSYSTEM OF A DOWN大好き。 KoЯnも好きだけど系統が似ていて違う。

循環する悪夢の先は罪の意識的な自覚

堕ち逝く先は眠りから目を覚ます君の瞳孔 バニラの香る君の吐息 おはようの僕の口付けは さようならの君の口付けへ 余韻は消えて ただの闇へ沈む 雲一つない澄み切った死と 枯れた薔薇の花園で腐る君 触れれば崩れる唇から 死体の吐息は熟れたバニラ 死体の…

動物エン

せめて 必要なのは 糧ではなく 希望である世を 情欲でも 思考でも 党派でも 国家でもない 眠りと糧のために心を磨り減らす 世ではないことを 社会という開かれた園に出て そこがどちらにせよ檻だと気付くまでに せめて 希望ある世を どれだけ広がろうと檻で…

無防備に眠る君と無意志に撫でる僕の邂逅

此処には燃えカスのように軽い意志しかなくて 誰を愛したとか憎んだとか そういうものは記憶でしかない 唯起きて眠る間に 夢よりちょっとはリアルで退屈な時間を過ごすだけの日々 ただ無意識に 今横で眠っている君の髪の毛に触れている この時間さえあれば …

目線

見上げることが出来るのは 太陽も月も星も空も 上にあるものは大概綺麗だから 少なくとも、自分の目線にある全てのものと比べれば

二ヵ月後の日差しと公園での風景

柔らかい風は夢想を運ぶ前触れ 君は僕の膝で眠っていて 僕は欠伸を噛み殺す そういう午後2時の木陰 風と鳥の鳴き声だけの一日 寝返りを打つ君 足が痺れている僕 でも君は起きないし 僕ももう少しは我慢できる そう確信させる 春の日差しと 君の寝顔 柔らか…

少女混濁

残酷なまでの少女趣味 人形が好き 恋が好き 辛さも悲しみも必要なくて 幸福と希望があればそれで良い でも 此処に君が居ない 過剰なフリルとリボンでラッピングした自分が好き 香水もチョコレートも甘過ぎるくらいで丁度良い でも 君が居ない此処は 無味無臭…

眠り

生きた心地もしない 落下し続ける睡眠 弛緩する暇もない 加速の続く意識の剥離魂が身体から剥がれて行くかのような 浮遊感と 切なさが付随する 恐ろしいまでの射精感 開放感はなく 逆説的に束縛された被虐に揺れる 地面を見ることなくただ只管に昏迷する方向…

ようにそれは

死んだ魚がいずれは腐るように 襤褸を纏った老婆 それは定め 闇の中で悪魔に怯える子供のように 嘆く雨音は疫病の足音 それは予感 完全なる美を想像した陶酔のように 屍を積み上げて その上から見た景色 それは胸を空くほどの絶望 それは希望

黒く白く、の心象

真っ黒の空の下で咲く 黒く 狂った様に種を落とす向日葵 真っ白な太陽 真っ白な陰 芽吹きは黒く また死も黒い 気温は白く 水は黒い 体温は黒く 血は白い 罪は黒く 罰は白い 人は黒く 死体は白い 真っ白な土の上で咲く 黒く 狂った様に種を落とす向日葵 芽吹…

循環する血液は全てが愚かさを嘆く呟き

愚かで無知な者どもの吐血で満ちたプール 溺れるは罪に満ちた醜悪な顔の鴉 己の身に染みた毒を血に抜かれ 己の口に含み息絶える 愚かで無知な者どもの吐血で満ちたプール 塗れるは罰を望むブルセラ病の豚ども 破滅と革新を煽り 吐き出される血を貪り飲み干す…

幻窓

陰も作らぬ優しい月光 樹の下で微笑む娘 幼子と老婆はたどたどしいワルツを踊り 撫でるより優しい風が幻想的に草を揺らす 安楽椅子と編み掛けの毛糸 慎ましいヴェールの雲 天井を駆ける鼠がランプの光に中てられ 陽気が過ぎる影と哂う 地下室の扉 草と土に覆…

曲詩+追記

俺の手は何かを掴むために握り締めて居る訳ではない 俺の脚は誰かを踏み躙るために振り上げている訳ではない 俺の口は絶望を叫び嘆くために大きく開けられている訳ではない 駆けるために 豚や犬の安寧を捨てて 足の爪を大地に突き刺して 吼えるために 豚や犬…

痛み止めを沢山持って 世界の終わりを見に行こう 隕石の降る丘へ 疫病の舞う森へ 重油と腐敗の海へ 滲み出る頭痛を薬で薄め 鉄と血と肉と回路の山の頂点で 歪んだ空を 見に行こう 痛み止めで薄めながら 2人で 後戻りできない痛みを 薄めながら

雑記

最近あまりにも日記を無沙汰ってるのでとりあえず何か書きます。 雑記するのは数ヶ月ぶりなんで非常に御久し振りです皆さん。 最近のV また色々とV聞いてる訳ですが、まずは一言。蜉蝣さん御疲れ様でしたってことだけでもとりあえず。ムックbrqメリー辺り…

蜉蝣

[erect+lick]で 独歩行進する 常に企画モノな 彼等は 黒い顔した ブタどもと 今夜も 仲良く 愛を感じるのさそしたら 異物感 と 寒気がして 体中を 蛆虫が

落下速度で

誰も 今の 俺が持つ幸福を 失わせることは出来ない 無二の親友であろうとも 愛する人であろうとも 例え 俺自身であろうとも 俺の幸せは もう既に半自動的に 奈落の底まで加速する ジェットコースターのように 期待と快楽と小さな後悔味な不安を ゆっくり混ぜ…

attack a sanctuary.

制圧された楽園 薔薇は血を吸い 地は踏み荒らされる まだ幼い従者の娘は槍で突き刺され 老婆は暖炉の薪となる 聖域を攻撃せよ 聖域を破壊せよ 例外を許してはならない 躊躇なく蹂躙せよ 楽園からは優越感と劣等感しか生まれない 平等のために打ち壊せ 全てを…